事務職で必要なスキルと資格

 

事務職として働くための必須スキル(能力)は

「パソコンスキル」です。

またパソコンスキルとあわせて、社会人としてのマナーは、最低限でも身につけておくべきでしょう。

事務職には、絶対必要という資格はありませんが、業界が重要視している資格はあります。そのような資格は、希望する業界の求人情報を見ると分かってきます。業界が求めている資格は、積極的に取得を目指すことをおすすめします。資格が取れていなくても『勉強中』と伝えるだけでも有利になります。

 

事務職 3つの役立つスキル

 次の基本的なビジネススキルは習得するようにしましょう。

1.パソコンスキル

 事務職であれば必ず必要になるのが、パソコンスキルです。

 

 ・基本的なパソコン操作

 ・エクセルの簡単な表計算

 ・ワードで文章を作成

 

これらが、出来ない人は、事務職に就くことは厳しいと思ってください。

MOSやITパスポートを勉強したり、SNSやYouTubeでも動画解説を公開しているものがたくさんあるので、見てみるのもいいでしょう。

 

2.コミュニケーション力

事務職は、顧客や会社内で調整役をすることが多い職種です。

仕事を円滑に進めるためにも、情報を伝え、きちんと相手の話を聞くことが重要です。相手の立場に立って考え、相手の求めていることを想像して、上手にコミュニケーションをとっていきましょう。

言葉遣いや態度も大切です。笑顔で対応することも、印象が全く変わってきます。

社会人として当然のことですが、挨拶と返事はきちんとしましょう。

 

ミドル世代は、過去の実績経験からプライドが高い人もいて、扱いにくい印象を持っている企業もあります。40代からの入社は、年下の人が上司となることも多いです。「自分は新人」ということを自覚して、謙虚な姿勢を忘れないようにします。

面接でも、所作や言動などでチェックされるので注意しましょう。

 

3.ビジネスマナー

事務職でのビジネスマナーとは、思いやりのあるコミュニケーション、適切な服装と身だしなみ、時間管理、会議や電話のマナー、プライバシー・機密情報を守る、効果的で分かりやすい情報伝達、チームワークと協力などです。

これらを自然にできれば、職場での信頼を得ることができます。

秘書検定は、ビジネスマナーの基本が学べます。

 

事務職に役立つ資格

 

MOS(Microsoft Office Specialist) 

Microsoft社の各種オフィスソフト(エクセル・ワード・パワーポイント)を扱うスキルを証明する資格です。合格すれば、エクセル(表計算)、Word(文書作成)などが扱えることが証明されます。

本試験と同じ出題形式で、解説がアニメーション動画で確認できる問題集がありますので、利用してみてもいいでしょう。

問題を解く作業をすることにより、そのソフトのツールの位置などが分かってきて、オフィスソフトの基本的な操作ができるようになってきます。

 

秘書検定

秘書検定はビジネスに必要なスキルや知識を全般的に学べます。

文部科学省の後援で、秘書になるための資格ですが、学生や幅広い職種の人々が勉強しています。

試験はビジネスマナーや敬語の使い方、電話応対、文書作成などが出題されます。

社会で働くために最低限学んでおくべきことが凝縮されています。

 

日商簿記検定3級

簿記とは、企業の日々の経営活動を記録・計算・整理し、経営成績と財政状態を明らかにする作業のことです。会計知識だけでなく、財務諸表(決算書)を見て経営の状況を分析する能力などが養われます。コスト感覚も身に付き、仕事や取引先の把握に役立ちます。

 

経理事務として入った場合は、日々のお金の動きや取引を記帳することが多くなります。簿記資格がある人であれば、簿記のルールを一から指導する必要がないので、企業にとって資格保有者は魅力的な人材です。

簿記3級は会計の基本中の基本が学べます。